私が大好きな曲、ナット・キング・コールの(スマイル)からの一部です。
日々の人生を過ごす中で、悲しみや不安に捕らわれて、どうしようもできない時が私にはあります。
こと仕事に関する場合「こんなことで、給料は払えるのだろうか・・・、「将来は大丈夫
だろうか…」等々悩んで悩んだ先に見つけた答えにすら自信が持てずに不安に陥る時すらあります。
そんな時に私を強くしてくれるものが、工場で働いてくれる社員さん達の言葉と笑顔です。
「社長!なんばひいたれとっと(何を怖がっているの)」、「社長!強気、強気!」と豪快に笑い、
その上、与えられたミッションをきっちりとクリアしてくれるみんな。
その手際の確かさと、経験の豊かさからくる高笑いに、私の不安はいつも
どこかへ飛んでいってしまっています。
「私には、この人達がついている」と思うことで、私自身が何度強くなれたことでしょう。
そんな人達が星になった時、私は大いに泣きます。
座っていたミシン、握っていたハンマー、一緒に乗り越えた苦労、そして「仕事やけん(仕事だから)」
と笑ってくれた日々。そんなことを思い出すたびに、たぶんまた大泣きするでしょう。
この仕事を始めて約25年、星になった人達を含め、今現在も途切れることなく、そんな社員さん達に
私は恵まれています。与えられた恩恵に応えたい気持ちばかりが空回りして、今を過ごしていますが、
毎日の笑い合いの中で、私自身が強くなり、社員さん達や社会に恩返しができるようにと思いながら
仕事をしています。
そして願わくば、私が星になった時には、先に逝った星々から「よく頑張った」と言ってもらえる人生で
ありたいと願っています。
今日もミシンを踏む音と機械の動く音が混ざった中から笑い声が聞こえています。
私を慰め、励ます笑顔に囲まれて、「私自身、精一杯頑張っていこう」と誓い仕事をしています。
また新しい笑顔に出会うことを願いながら・・・。