南田産業、名前の由来

弊社は南田産業と言いますが、南田という名字の方は誰もいません。「創業の方が南田さんですか?」とよく聞かれますが創業者は古賀重義なので全く関係ありません。実際のところ創業の場所、今は亡き義父の実家が千代田町丁田地区にあり、持っている田んぼが南側にあったことから近所の方々からは「南にある田んぼ、みないだ、南田」とあだ名のように呼ばれていたことから来ているようです。(多分社内にも知らない方々は多いと思います。)

(関係ありませんが、去年来たばかりのトキオ-1)

そして先代社長の義父が創業した理由は、生まれたばかりの妻が原因だったようです。

その当時、大阪で仕事をしていた義父は生まれたばかりの妻の汗疹がひどいので、勤め先の社宅にクーラーを付けたところ、部屋に穴を開けた事に文句を言われその社長と喧嘩して辞めて佐賀に帰って来たそうです。(当時から喧嘩っ早い義父、性格は親分肌でした!)

(関係ありませんが、去年のトキオ-2)

そこで職安に行ったところ急に雨が降ってきて、大勢のサラリーマンが革靴が濡れない様に駅の中には入って来たのを見て、濡れても大丈夫な合皮の靴を作れば売れる!との想いから靴作りの仕事を始めたそうです。実際今は革靴をメインに作っていますが、その流れは今ある防水シューズに至っています。(50年以上前からの発想は凄いと思います。)

義父と私が過ごした時間はそれこそ短かったのですが、事業にかけるその熱い想いを今も忘れることはありませんし、これからも受け継いで行こうと思います。またその想いを支えて頂いた数々の社員の皆様に心より感謝いたします。

(関係ありませんが、枕が無いと寝れないチロル)